男性型脱毛症(AGA)が原因の薄毛の治療をするときに、AGAの治療を専門に行っているクリニックに通って治療をする方法を選ぶ男性は多いです。

そのAGA治療専門のクリニックでは、多くの患者がフィナステリドという物質が含まれている内服薬と、ミノキシジルという物質が含まれている外用薬を併用した薬物治療を選択しています。

フィナステリドについて

フィナステリドの含有薬は、男性型脱毛症の症状の進行速度を遅くするために用いられます。

フィナステリドは医薬品の種類としては5α還元酵素阻害薬に分類されており、体内に入るとこの酵素の働きを妨害し、男性ホルモンの一種であるテストステロンと結合することを不可能にします。

5α還元酵素がテストステロンと結合すると、より強力な男性化作用を持つジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンになります。

DHTもテストステロンと同じように男性の身体の成長にとって必要なホルモンの一つですが、頭部に限っては毛母細胞に対して毛髪の成長を抑制する命令を出すタンパク質の分泌を招く良くないホルモンとされています。

このDHTの生成を抑制するために体内に取り込むのがフィナステリドです。

大半のAGA治療専門のクリニックでは、フィナステリド含有薬としてプロペシアを用いており、薬局では1錠あたり250~300円程度の価格で取り扱われています。

ミノキシジルについて

一方、ミノキシジル含有の外用薬は、薄毛になった部分に早期の発毛を促すために用いられます。

ミノキシジルには体内の血管を拡張させる作用があり、外用薬を頭部に塗ることで毛根部の周辺に張り巡らされている毛細血管の血流が改善されます。

血液の流れが改善されると、毛根部に髪の毛の生成と成長に必要な栄養素がそれ以前より早く多く到達するようになり、数ヶ月間毎日頭部への塗布を続けることで良質な髪の毛が生えてくるようになります。

近年はミノキシジルの毛母細胞の活性化を促す因子の生成を促す作用が発毛効果をもたらす要因となっている説も唱える学者も居り、ミノキシジルには発毛効果があることははっきりしているものの、その原因については解明しきれていないのが現状です。